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安田 好隆
ポルトガル

ポルトガル通信
~fonte/フォンテ(泉)~

齋藤 祐太
1992年8月4日生まれ。上智大学ポルトガル語学科所属。昨年9月よりポルト大学に1年間の語学留学中。中学校で本格的にサッカーを始めるも、自身の限界を知り早々にスパイクを脱ぐ。大学入学後は、学内にフットサルクラブを創設するなど、フットサル活動に転身。ひょんなことから興味を持ったポルトガルサッカーのとりことなり、現地では毎週末スタジアムへ足を運ぶ。ライターや通訳として、ポルトガルと日本を結ぶことを目標とする。
Twitter: @yutasaito_pt

ポルトガル

■【最終回】現地で使えるポルトガル語

2014.8.2

これまで、ポルトガルサッカーをさまざまな観点から紹介してきました。どれも、ポルトガルサッカーに少しでも興味を持っていただけるような「きっかけ」作りの意を込めて執筆しています。多くの方々にポルトガルという魅力的な国に足を運び、ポルトガルサッカーをスタジアムで観戦していただきたい。その思いは今も変わりません。

そこで今回は、みなさんがポルトガルへ旅行に行ったときのために、実際にポルトガルのスタジアムや町中で現地の方々と一緒に盛りあがれるような、簡単なサッカー用ポルトガル語をいくつかご紹介したいと思います。
(*( )内の発音方法は最もポルトガル語に近いカタカナを使用し、アクセントは太字表記。ポルトガルのポルトガル語なので、ブラジルのポルトガル語とは若干の発音や使用法の違いがあります)

1.自チームへ向けた言葉
・Força! (フォルサ!)がんばれ!
・Vai!/Anda! (ヴァイ!/ンダ!)行け! 日本語でも「行け行け!」と繰り返すように、ポルトガル人も“Vai! Vai! Vai!”のように、熱が入った分だけ連呼します。実際には、このVaiよりも、同意義のAndaのほうが頻繁に使われる印象です。また、Vamos!(ヴァモシュ!)というと、「一緒に行こう!」、すなわち、発言者もチームの一員であるというようなニュアンスが出ます。
・Bem jogado! (ン ジョガード!)ナイスプレー! 
・Grande golo!/defesa! (グンドゥ ーロ!/デフェーザ!)ナイスゴール!/ナイスディフェンス! 前者はゴールが決まったあと、後者はゴールキーパーのファインセーブやディフェンダーが体を投げだして攻撃を防いだときなどによく用いられます。ちなみに、自チームがゴールを挙げたときは、一斉に「うぉぉぉ!」と叫び、失点したときにはホームスタジアムがシーンと静まり返ります。
・Chuta! (シュータ!)シュートだ!
・Tira! (ティーラ!)カットしろ!クリアしろ!
・Vira! (ヴィーラ!)サイドチェンジだ!展開しろ!
・Passa a bola! (パッサ ア ボーラ!)パスしろよ! ポルトガルリーグのフォワードの選手は独力で相手を突破しようという意識が強いため、ボールを持ちすぎて悪い形で奪われてしまうことが多々あります。そのときサポーターは、「なんでパスを出さないんだ!」という怒りを込めてこういいます。

2.審判への不満
ポルトガルのサポーターは審判への文句が非常に多く、下品な言葉がスタジアム中を飛び交います。その中でもあまり侮辱的でない文句を使って、現地の方々と一緒に盛り上がりましょう。
・Falta! (ファウタ!)ファールだろ! 
・Penálty! (ペウティ!)PKだろ!
・Fora de jogo! (フォーラ ドゥ ジョゴ!)オフサイドだ!
・Amarelo!/Vermelho! (アマレーロ!/ヴルメーリョ!)イエローカードだろ!/レッドカードだろ! 自チームの選手がひどいファールを受けたときに使われます。イエローカードの判定に納得がいかないほどのファールに対してはレッドカードだと主張します。
・Ladrão!/Roubado! (ラドラン!/ホウバード!)泥棒!/盗まれた! 審判が納得のいかない判定を繰り返した場合、その試合が台無しにされたという意味を込めて「泥棒・盗まれた」といいます。英語のRobbedと同じですね。Roubadoの「ホ」は日本語の「ホの音」ではなく、のどに息をひっかけた鈍い「ホに近い音」です。年配の方は巻き舌で「ロ」に近い発音をする人が多い印象です。

3.最頻出だが使わない方がいい言葉
Caralho!/Foda-se! (カラーリョ!/フォーダス!)畜生! ふざけんな!
この2つの言葉は、サポーターが何か気に入らないことがあるたびに使われる最頻出語です。実は、直訳するとここでは書けないような意味になってしまいます。僕自身、紹介するかどうか迷ったのですが、「なるべくありのままの現地の様子を伝えたい」という思いがあったので記載させていただきました。ポルトガルの女性が使っても品がなく見えてしまうような俗語なので、旅行者が使うと現地の方に奇妙な目で見られてしまうかもしれませんね。「彼は不満を露わにしているのだろう」と思うにとどめるのが得策かと思います。

4.試合後
試合が終わると、たいていは観戦仲間とその試合について議論をしながら帰ります。あっという間にスタジアムはガラガラになるので、近くに残っている人にこう尋ねましょう。
Poderia tirar a foto? (デリーア ティラール ア フォト?)写真を撮っていただけませんか? 多くのポルトガル人は喜んでお願いを聞いてくれるでしょう。観戦後の思い出の一枚をお忘れなく。

ぜひ、実際にスタジアムに足を運び、このような簡単な言葉を使ってポルトガルサッカーの雰囲気を感じ取っていただきたいです。また日本でも、サッカー観戦のときだけはポルトガル人になったつもりで使ってみるのもいいかもしれませんね。

先日、柏レイソルに所属する田中順也選手が、名門スポルティングへ移籍することが決定しました。ポルトガル最高峰のクラブで日本人がプレーする初のケースとなります。ぜひ田中選手には大活躍をしていただき、現在のドイツのように、多くの日本人選手がポルトガルでプレーする時代、そして、多くの日本の方がそれを見にポルトガルを訪れるような時代になることを願っています。そのときには、ぜひスタジアムへ足を運び、今回ご紹介したポルトガル語を使って応援に参加してみてください。

最後になりますが、いよいよ僕のポルトでの生活も終わりを迎え、本コラムも今回が最終回となりました。拙い文章でしたが、ご愛読してくださったすべての方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。

帰国後も、Twitterやブログを通して、日本からできる限りポルトガルサッカーについてお伝えしていきますので、興味のある方はこちらもご覧いただければ大変うれしく思います。

Twitter:@yutasaito_pt
Blog:http://www.plus-blog.sportsnavi.com/yutasaito/

それでは、またいつかお会いしましょう!Obrigado a todos! Até breve!

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ポルトで一番の絶景「ドウロ川と世界遺産歴史地区」
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夜にはドン・ルイス1世橋もライトアップ
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僕も“Poderia tirar a foto?”と尋ねてポルトガル人に写真を撮ってもらいました

 

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