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鈴木 達朗
ドイツ

ドイツ通信
~Probieren wir mal!~
(とりあえず、一緒にやってみよう!)

鈴木 達朗
宮城県出身。中学生からサッカーを始め、大学1年まで競技を続ける。サッカークラブも無い町で、一人でストライカーなどの雑誌を読んでは友人に薦め、「サッカーマニア」と呼ばれる少年時代を過ごす。中学では、クラブチームに所属。小学校で全国大会に出た選手たちを目の当たりにして、早々に挫折。頭を切り替えて、選手時代からコーチの目線で過ごす。学者になるつもりで渡った先のベルリンで、たまたま試合に誘われたクラブから、コーチになることを頼まれて、指導者になる。二足のわらじで大学も卒業し、現在に至る。タイトルは練習中に発する自分の口癖から取ったもの。
Webサイト:http://www.tatsurosuzuki.com/

ドイツ

■フォーメーションの組み立て方(前編)

2015.03.10

みなさん、ハロー(ドイツ語でもハローはハローです)。前回はサッカー創生期のフォーメーションの話をしながら、昔のシステムの中に現在のトレンドの種のようなものがある、という話をしましたね。

今回はそれを基にしながら、フォーメーションを組み立てるときにどのように考えていくのか、ということを考えていきましょう。

まず、サッカーのコートを何分割するか、というところから考えていきましょう。基本的には、右サイド、中央、左サイドという縦の3分割(幅)とアタッキングサード、ミドルサード、ディフェンシブサードの横の3分割(深さ)という9分割ですね。

しかし、個人的には下の図のように20分割になると思っています。

img_01
(図1:サッカーフィールドを20分割にした場合)

まずは、こちらのポルトガルの安田さんが紹介してくれた縦の4分割です。ミドルサードの部分がさらに自陣と敵陣に分かれています。そして、ドイツサッカーには「ハルベ・ロイメ(halbe Räume)」と呼ばれるスペースがあります。はっきりとした区切りはありませんが、おおよそサッカーコートを5分割にして、左右の外から2番めのスペースがそれぞれ「ハルバー・ラウム(halber Raum)」と呼ばれます。文法的には冠詞がついたり、複数だったり単数だったりで変化しますが、今回は冠詞なしの形容詞だけで書きました。ロイメ(Räume)はラウム(Raum)の複数形です。日本語で訳すと、「中央とサイドの中間にあるスペース」となります。下の図のようになります。

img_02
(図2:ドイツサッカーのキーワード「ハルベ・ロイメ(中央とサイドの間にあるスペース」)

この単語と考え方はドイツサッカーを読み解くキーワードになるので、実際に現場で監督をしたり選手をしたりしていると、必ずミーティングで一回はこの単語が出てきます。ドイツで指導者なり選手としてサッカーで挑戦したいという人は覚えておくといいですよ。

ここまできっちりとする必要はないかもしれませんが、これを頭に入れておくと、実際の試合でのプレーゾーンがイメージしやすくなり、トレーニングするときのマーカーの位置やグリッドの設定が整理されるのではないでしょうか。

今回は、ドイツ通信らしく、少しだけドイツっぽいことを書きながら、サッカーコートを何分割するか、という話をしました。次回は、実際の例を挙げながら、具体的にフォーメーションを組み立ててみましょう。それでは、チャオチャオ!

 

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