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杉﨑 達哉
ドイツ

ドイツ通信
~Fussball ist sehr einfach, aber das Schwierigste, was es gibt, ist einfacher Fussball.~
(サッカーは簡単だ。しかし最も難しいのは簡単にプレーすることだ)

杉﨑 達哉
神奈川県出身。大学卒業後、2006年にドイツのケルン体育大学入学。同時に指導者としての勉強を始めこれまでU-11からU-23すべてのカテゴリーで指導経験を持つ。また2016/2017シーズンにはU-15レギオナルリーガ(ブンデスリーガ相当)で日本人初の監督としてチームを率いる。また同シーズンにフットサル全国大会でクラブ史上初優勝に導く。2016年にドイツサッカー協会公認A級ライセンス(UEFA A)取得。

ドイツ

ドイツにおけるパーソナルトレーニング・その2

2019.02.18

前回のコラムでは、私がパーソナルトレーニングの会社で働いていることを紹介させていただきましたが、今回は、私が働いている会社のパーソナルトレーニングの内容について、少し紹介していきたいと思います。

ドイツにおいてパーソナルトレーニング自体はありますが、会社として経営しているという意味において、数はまだまだ少ないです。数少ないパーソナルトレーニングの企業の中でも、我々は他社とは違うさまざまな面を持っています。

まず「proffac」という会社は、ケルン体育大学の学生によって約10年前に設立されたものです。ケルン体育大学はドイツ唯一の体育専門大学で、さまざまなスポーツの指導者育成だけでなく、スポーツ医学やリハビリ、歴史などスポーツに関するさまざまな研究が行われています。

このケルン体育大学で勉強した学生が学んだ知識・理論を、実際のピッチに活かすことを目的に「proffac」が誕生しました。当然のことながら、トレーナーは全員ケルン体育大学で学んだ人たちです。

私たちのトレーニングで最も重要視している部分は「認知能力」です。近年、ドイツではフィジカル面の質を上げるのは難しいと考えられており「発展の余地があるのは頭の中」というテーマが注目されています。また、スペースが少なく相手のプレッシャーが速くなった現代サッカーで、素早く正確な判断を下すことはとても大事になってきています。我々はこの「認知能力」に焦点を当て、独自のトレーニングメソッドを基に練習を行っています。例えば、ラダーで移動しながらカラーコーンの色を言い、その色に応じてトレーナーの投げるボールを正確にパスするなどです。

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【U-10選手の練習の様子】

我々の練習を行うことで、「認知能力」の向上は、いわゆる「状況を素早く認知する能力」のみを高めるだけでなく、「ケガの予防」や「集中力の向上」といったサッカー以外の日常生活にもプラスの影響があります。昔から、ピアノをやっていると賢くなるといったようなことを聞かれたこともあるかと思いますが、私たちのサッカートレーニングはまさにサッカーの技術向上以外の部分でも役立つのです。通常の練習と併せて、機械を使った定期的な運動能力テストや、試合分析や悩み相談など、さまざまな角度から選手をサポートしています。

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【最新の機械を使って運動能力テストを行います】
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【ケルン体育大学との協力で、さまざまな能力診断が可能です】

私はこの「proffac」に務め3年目になりますが、男女問わず年齢8歳から25歳までの選手を約50人指導してきました。その中にはブンデスリーガの下部組織に合格したり、ドイツU-17代表に選出されたりする選手も出てくるようになりました。今後はさらに勉強し、日本の育成年代を中心とした子どもたちにも還元していけるようにしたいと思っています。

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