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杉﨑 達哉
ドイツ

ドイツ通信
~Fussball ist sehr einfach, aber das Schwierigste, was es gibt, ist einfacher Fussball.~
(サッカーは簡単だ。しかし最も難しいのは簡単にプレーすることだ)

杉﨑 達哉
神奈川県出身。大学卒業後、2006年にドイツのケルン体育大学入学。同時に指導者としての勉強を始めこれまでU-11からU-23すべてのカテゴリーで指導経験を持つ。また2016/2017シーズンにはU-15レギオナルリーガ(ブンデスリーガ相当)で日本人初の監督としてチームを率いる。また同シーズンにフットサル全国大会でクラブ史上初優勝に導く。2016年にドイツサッカー協会公認A級ライセンス(UEFA A)取得。

ドイツ

ドイツにおけるパーソナルトレーニング

2019.01.31

今回はドイツでもまだあまり多くはない、サッカーにおけるパーソナルトレーニングという分野について、私の経験を含め書いてみたいと思います。

チームの指導をするなかで、選手一人一人にしっかり時間をかけてトレーニングをすることは、日本、ドイツなど、どの国でもなかなか難しい状況ではないでしょうか。練習前や練習後は時間的に難しいですし、練習はどうしても全体的な流れがあるので、一人のために時間を費やすことはできません。

一方で「個」を伸ばすというのは育成年代にとって最重要項目の一つであり、「個」の成長がチームを、さらに言えばその国のサッカーのレベルを変えていくことにもつながります。

私自身を振り返ると、U-15のブンデスリーガに相当するレギオナルリーガというトップリーグの監督を始めるなど、育成年代すべてのカテゴリーで指導経験を持っています。しかし、個人に特化して指導できれば、もっとチーム全体が良くなるのではないかと常々思っていました。

このような状況から個人の能力を上げるためのトレーニング法を身に着けたいと思った矢先に、「個人スキルの上達」を目的に設立されたパーソナルトレーニング会社「proffac」に出会い、無事採用され現在に至ります。同社は設立約10年と比較的新しいですが、現在は8歳から20歳を超えた大人の選手約80人が登録しており、その数も徐々に増えてきています。

この会社の特徴は、学問的な知識を個人の実践練習に落とし込むというトレーニング方法にあります。学問的な知識を要することもあり、すべてのパーソナルトレーナーはケルン体育大学出身者です。また同大学との連携もあるので、サッカー指導の最新のトレンドも学ぶことができます。

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【ミーティングでは外部から講師を呼ぶなどし勉強会も行います】

同社が推奨している学問を実践に落とし込んだ練習方法とは、具体的には「脳を鍛える」トレーニング方法です。現代サッカーではテクニックはもちろんフィジカルの向上というのは目を見張るものがあります。一方で状況判断の分野ではまだまだ改良の余地があるだろうと考えられています。故に我々は「脳を鍛える」という部分にフォーカスし、コーディネーションと技術トレーニングが融合した練習を提供しています。

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【定期的に新しいトレーニングや理論を学びます】

日本人唯一のトレーナーとして活動して2年が経ちますが、やはりチームを指導するときとはまた違う楽しさや難しさを感じています。教えている選手が活躍できればうれしいですし、なかなか出番が来ない選手に対しての接し方や言葉のかけ方には、チームで指導しているときよりも注意を払います。

サッカー大国と言われているドイツでも、まだまだパーソナルトレーニングを受ける選手とはいうのは多くはありません。今後はこれまで学び経験してきたものを、日本の育成年代の選手に是非とも還元していきたいと考えています。

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