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杉﨑 達哉
ドイツ

ドイツ通信
~Fussball ist sehr einfach, aber das Schwierigste, was es gibt, ist einfacher Fussball.~
(サッカーは簡単だ。しかし最も難しいのは簡単にプレーすることだ)

杉﨑 達哉
神奈川県出身。大学卒業後、2006年にドイツのケルン体育大学入学。同時に指導者としての勉強を始めこれまでU-11からU-23すべてのカテゴリーで指導経験を持つ。また2016/2017シーズンにはU-15レギオナルリーガ(ブンデスリーガ相当)で日本人初の監督としてチームを率いる。また同シーズンにフットサル全国大会でクラブ史上初優勝に導く。2016年にドイツサッカー協会公認A級ライセンス(UEFA A)取得。

ドイツ

2018/2019シーズン前半戦を振り返って

2019.01.09

新年、明けましておめでとうございます。今年は昨年以上に指導現場やクラブの仕組みといった、ドイツにまつわるさまざまな情報をお届けしたいと思っております。

2019年第1回目は、現在アシスタントコーチとして指導しているSV Deutz 05 U-19のチームの前半戦の総括をしてみたいと思います。

シーズンを振り返る前に、これまでドイツでは監督として指導のキャリアを積んできた私にとって、アシスタントという立場はまた違った角度でサッカーを見ることができているのでとても新鮮です。また、私の上司となる監督は元ケルンなどでプレーした経験を持っているので、試合前のロッカールームにおける雰囲気作りや試合中の声掛けなどはとても勉強になっています。

次にリーグの構成について説明したと思います。我々が加入するミッテルラインサッカー協会のU-19のカテゴリーは、ブンデスリーガを頂点に全6つのリーグに分類されます。そのなかでチームは上から2つ目のリーグに所属しています。つまり、今シーズン優勝出来れば、来季ブンデスリーガに昇格することになります。また年間のスケジュールは基本的にブンデスリーガと似たような形で進み、8月中旬にシーズンが開幕し、12月後半から約8週間の中断期間を挟み、だいたい5月末に終了します。

さて、昨季にクラブ史上初の2部昇格を果たした我々は、プレシーズンではなかなか結果が出ず不安なまま開幕を迎えました。それでも開幕戦で勝利すると、その後は連敗もありながら前半戦13試合が終了した時点で5勝3分け5敗の勝ち点18、14チーム中9位と昇格1年目としてはまずまずの数字を残すことができました。

個人的な見解として、2部上位と下位のチームでは技術的、戦術的、体力的において差はあるなと感じました。昇格チームである我々は、やはり上位チームと比べると上記の3点については正直劣っているなと思いました。その理由としてまずはほとんどの選手が2部リーグを経験していないので、特にシーズン序盤は3部とのレベルの違いに戸惑っていることが挙げられます。また選手だけでなくコーチ陣としても、やはり3部で継続してきたものプラスアルファを付け加えないと、上位には食い込めないと感じました。

一方、メンタルの強さというのは、これまで9位と健闘している大きな点だと思っています。また試合終盤に逆転する試合もあることから、スタッフを含めた全体の団結力や最後まで諦めない精神は他のチームと比べあるので、そこも評価できる点だと思っています。やはり勝つためには技術論や戦術論だけでなく、根性といった精神論や最後までチームのために働く自己犠牲という気持ちも、勝利を勝ち取るためには大事な要素だと痛感しました。

相手チームとひと通り対戦したなかで、前半戦首位を走るチームは特に強烈な印象を持ちました。元ドイツ代表で1990年イタリアワールドカップ優勝メンバーであるユルゲン・コーラー氏が監督として指揮を執るチームは、選手の質・量ともに抜きんでているなと痛感しました。

今季初めに掲げた2部リーグ残留という目標を達成するためには、監督と一緒にチーム、個人のさらなるレベルアップさせるためのメニュー作成はもちろんのこと、万全な状態で試合に臨めるためのコンディショニング作りや負傷者をなるべく少なくし、早く復帰できるためのサポートをアシスタントして取り組んでいきたいと思っています。

シーズン終了後にここでよい報告ができるように頑張ります。

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前半戦を終わってアシスタントとして指導するSV Deutz 05は14チーム中9位

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