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平安山 良太
ブラジル

ブラジル通信
~Futebol arte“王国にGingaを探す旅”~

平安山 良太小学生よりサッカーを初めるが、ケガにより早期挫折。若くして指導者の道へ。日本で町クラブ、部活、Jクラブで幼稚園~大学生まで幅広く指導者として関わり学んだ後、海外へ。東南アジアのプロクラブや代表チームで研修の後、ブラジル1部リーグのAtlético Paranaenseでアシスタントコーチを務めた。2014年5月からはクラブワールドカップでも優勝したSC Corinthiansでアシスタントコーチを務めるかたわら、日本に向けて情報発信を始める。2015年10月からはAvai FC、2016年前半はJ3のFC琉球通訳、後半からはコリンチャンス育成部に復帰。ペルーやアルゼンチンなどにも顔を出す。
twitter:@HenzanRyota
mail:ryota_henzan@yahoo.co.jp

ブラジル

■初代レジェンド・オブ・ベルマーレ!
 平塚の闘将ベッチーニョ監督に教わるサッカー

2017.10.10

みなさんは、Jリーグベストイレブンにも輝いたことのあるベッチーニョ氏を覚えていますか?

Jリーグ初期のころにベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ)でプレーし、その後川崎フロンターレで活躍し、139試合62得点という好成績を収めました。

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FC琉球Tシャツ、ルヴァン、その他日本のお菓子など、写真には写っていないものも含め、多数プレゼントしました。息子さんがふりかけ好きだそうです。

現在そのベッチーニョ氏は、サンパウロ州2部昇格を決めたナシオナル・アトレチコ・クラブにて監督を務めています。

先日筆者はベッチーニョ氏や色んな方々の親切心から、そのナシオナルのTOPチームでの研修を許され、練習に参加してきました。

筆者自身、Jリーグやカンボジア、ラオスなどのアジアではTOPチームも育成部も経験してきましたが、ブラジル、アルゼンチン、ペルーといった南米では育成部の経験しかしてこなかったため、非常にありがたい機会をいただきました。

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"平塚の闘将"なんてあだ名もあるほどのベッチーニョ氏ですが、普段はとても温厚で、選手ともしっかりコミュニケーションをとっていました。

また、ミーティングでは、「文句を言うのはサッカーでいちばん簡単なこと。でも文句を言ってプレーが止まっていてはさらなるピンチを招く。大事なのは味方がミスしてボールを奪われたのなら、すかさずフォローして奪い返すことだ」と説いていました。

流石に戦術の詳細は書けませんが、戦術練習などもコーチと協力しながら行っていました。

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ナシオナルには、元FC東京や湘南ベルマーレでプレーしたエメルソン選手も在籍していました。

すでに37歳ですが、ナシオナルでは10番を背負い、チームの中心として奮闘しています。

研修中はいつも話しかけてくれ、日本の思い出話などもしてくれました。

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ベッチーニョ氏は現在ライセンスも取得中で、今年度中にブラジルのA級が取得できるそうです。次はPro級を取得して、日本での監督業も視野に入れているとのこと。

このライセンスがなかなか曲者で、従来からブラジルには国内にライセンス制度があったのですが、これがヨーロッパとやり方が違うという理由で、以前はブラジルのライセンスでも海外での監督業がOKだったところ、近年になってから急にNGになりました。

その影響で、急遽ブラジルサッカー協会がヨーロッパにも認められたカリキュラムで指導者ライセンスを発行しだしたのが昨年のこと。

そのため、ブラジル人が海外で監督をする機会が、ここから数年は不利な状況に限られてしまいそうです。

現在ではブラジルでは、いくつかのライセンスが乱立する形になってしまっています。

新ライセンスを受講できる人数も決まっているため、2年目の現在では実力や実績はあってもまだライセンスは交付されていないために、海外で監督できないケースもあります。

ブラジルではヨーロッパが有利になるやり方に批判や不満も聞こえていますが、善悪はともかくとして、ヨーロッパのビジネスのうまさだという意見もあります。

このライセンス取得に必要なお金もなかなか高く、
C級:約20万円
B級:約25万円
A級:約35万円
Pro級:約63万円
となっています。

ブラジル人の平均月給は日本よりも安いので、現在ではすでにTOPにいるような人だけが取得しています。それ以外の方は従来の国内のライセンスを取得しています。

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ベッチーニョ監督率いるナシオナルでは、各選手の体脂肪率も測定しています。目標数値は体脂肪率12%以下で、12%を超える選手は赤い線で引かれ、来月までに減量を求められます。

本来ならブラジルのクラブは寮や食堂を完備し、選手の体調管理もするのですが、ベッチーニョ氏が監督に就任したこのタイミングには改築中とのことで、来年の完成まで苦悩が続きます。

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ナシオナルはブラジル全国選手権には出場していません。州リーグでも3部から2部に上がるところ。日本に例えるなら、関東リーグ2部というところでしょうか。

そういう意味ではそこまで大きいクラブとは言えませんが、それでも選手はサッカーだけで生活できるそうです。

また、練習の前後にフルーツやパンなどが用意され、疲労回復、筋肉の超回復に必要な栄養素を素早く摂取できる環境があります。この食事のサポートは、ぜひ日本でも普及してほしいなと感じます。

ブラジルだと育成部でもこういった食事のサポートがあるのが普通です。

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筆者は現在はすでにブラジル1部のECバイーアにてお世話になっています。プロ契約まで滑り込めるかはもうすぐ結果がわかります。

どちらにせよこのストライカーDXブラジル通信にて結果を発表し、また、ECバイーアでの経験を記事として日本のみなさまに還元します。

来月のブラジル通信もお楽しみに!

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