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平安山 良太
ブラジル

ブラジル通信
~Futebol arte“王国にGingaを探す旅”~

平安山 良太小学生よりサッカーを初めるが、ケガにより早期挫折。若くして指導者の道へ。日本で町クラブ、部活、Jクラブで幼稚園~大学生まで幅広く指導者として関わり学んだ後、海外へ。東南アジアのプロクラブや代表チームで研修の後、ブラジル1部リーグのAtlético Paranaenseでアシスタントコーチを務めた。2014年5月からはクラブワールドカップでも優勝したSC Corinthiansでアシスタントコーチを務めるかたわら、日本に向けて情報発信を始める。2015年10月からはAvai FC、2016年前半はJ3のFC琉球通訳、後半からはコリンチャンス育成部に復帰。ペルーやアルゼンチンなどにも顔を出す。
twitter:@HenzanRyota
mail:ryota_henzan@yahoo.co.jp

ブラジル

■ブラジルのサッカー講習会に参加して来ました

2016.12.05

Tudo bem(お元気ですか?)

今回はブラジル、サンパウロ州で行われたサッカー講習会について書きたいと思います。

日本でも話題になっている、シャペコエンセの飛行機墜落事故についてのブラジル国内の様子も最後にお伝えします。

さて、今回僕が参加したのは、Sitrefespという団体が行うサッカー講習会です。この講習会を受講すると受講証明書をもらうこともできます。

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証明書

講師にはコリンチャンスやサントスなどのブラジルBIGクラブの指導者や、アルゼンチンサッカー協会から招かれた講師などもいました。

逆に受講生には元ブラジル女子代表選手や、パキスタン代表コーチ陣などがいました。昨年は元日本代表SB、三都主アレサンドロ選手も参加したらしいです。

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サントスの指導者と

講義は全部で約35時間。5日間かけて行いました。

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アルゼンチンサッカー協会から招かれた講師による、子どもの成長論。

子どものうちはいきなり高い壁を登ろうとしても難しいので、段階を踏んで成長しましょうとのことでした。

例えばサッカーなら“いきなり11人制ではなく、子どものうちは少人数制が良い”という意見を、各国の育成法を示しながら教えて下さいました。

子どもの育成について、ブラジルならフットサル、アルゼンチンならバビーを採用し、スペインではさらに細かく年齢別に人数が違うということです。アルゼンチンのバビーフットボールについては、ホルヘ三村さんの南米通信を参照下さい。

ほかにも練習メニューやシステム論などの座学がありました。

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練習メニュー

アルゼンチン講師なのでスペイン語。ブラジル人たちも理解にかなり苦戦していました(笑)。

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システム論

40メートル以内の距離のパスコースは、4-4-2が最もパスコースが多いシステムなのだそうです。

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試合分析や攻守の切り替えの講義も面白かったです

例えばボールを奪った直後、まずは相手のプレッシャーをかわすために横や後ろにボールを預けるべきか、すぐにでもゴール前に進めるべきか、さまざまなパターンの動画を見ながら受講生の意見を聞いていました。

指導を実演してくれる授業もあり、サントスFCやコリンチャンスの指導者が実演してくれました。

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コリンチャンスの指導者は普段一緒にやっているだけに、先生として出てきたときには笑いました
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しかしその後、ほかのブラジル人指導者たちが次々に彼に記念写真を求める姿を見て、改めて自分のチームメイトたちのすごさを実感しました。

サントスのGKコーチは、
「正面の低いボールを捕るとき、ヒザが手を下ろす邪魔にならないように」
「ボールをはじくのは外に。内だとゴールへ向かう可能性がある」
など指導していました。

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ピリオダイゼーション理論(各週のコンディション調整法)

そして最後は1人の人間としての教養。人間的成長。

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リスペクトや人種差別問題など。

今回は僕以外にも3人の日本人が受講していました。いずれも20代前半の若き未来の指導者。読者の皆様からも受講生が出ることを願います。

追伸
11月29日、ブラジル1部、シャペコエンセの選手を乗せた飛行機が墜落しました。2009年のブラジル4部から毎年のように昇格、昇格と駆け上がり、ついに5日前にはコパ・スダメリカーナの決勝に進出。

しかし今日、その決勝へ向かう飛行機が墜落してしまいました。

優勝していればスルガ銀行カップで浦和レッズと対戦する予定でした。元Jリーガーの5人、ケンペス(C大阪、千葉)、アルトゥール・マイア(川崎)、チアゴ(京都)、クレーベル・サンターナ(柏)、カイオ・ジュニオール監督(神戸)も乗っていました。地方に本拠地を置きながらも、健全経営がとても評価されているクラブです。

僕もシャペコエンセに友だちがいますが、育成部なので彼らは無傷。

でもこういうことは起きてほしくないですね……。
実は今年、僕はシャペコエンセにお世話になる話もあったので、1つ運命の悪戯があれば僕も飛行機に乗っていたかもしれません。

亡くなった方々の御冥福をお祈りします。

コパ・スダメリカーナ決勝の相手だったコロンビアのアトレチコ・ナシオナルは、優勝はシャペコエンセであるべきとして南米サッカー協会に申し出ました。これが受理されればシャペコエンセは来夏、スルガ銀行カップで日本へ行くことになります。

試合自体は日本代表である浦和レッズを応援しても、ピッチ外では大きなリスペクトを持って臨んでほしいなというのが、僕の希望です。

日本のみなさまからも、よろしくお願いします。

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