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道言 栄太
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~me sinto o português futebol~

道言 栄太
鹿屋体育大学在学中。18歳のときから指導を始める。常に“世界で活躍できる指導者”を目標に掲げ活動し、早10年目。これまでキッズから大学生まで幅広い年代の指導に携わる。その中で目標を達成するために必要だと感じたのが他の指導者との差別化である。過去には、1年間のイタリア留学の経験がある。今回のポルトガル留学では、大学、グラウンドそしてスタジアムで多くの経験を積み、新たなサッカー感を養い独自の指導法を生み出すことが目的である。
Twitter: @eitadogon

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■戦術的ピリオダイゼーション(土曜日のトレーニング)

2018.06.15

みなさんこんにちは。いよいよワールドカップも開幕間近になりました。私は、日本代表の初戦であるコロンビアとの試合に加えて、決勝トーナメント1回戦の試合を現地観戦する予定です。残念ながら、日本代表の仕上がり具合は芳しいものではありませんが、現地で精一杯応援してきたいと思います。

我らが日本代表の活動をまとめてみると、5月21日からワールドカップに向けた国内合宿が始まり、ガーナ戦の翌日に1日オフとスイス戦の翌日に半日オフは与えられましたが、基本的に移動日を除き毎日トレーニングが行われている様子が報道されています。詳しい練習内容こそ記されてはいませんが、精神的にも身体的にも疲労は蓄積しているのではないかと思います。そのような状態だとベストなパフォーマンスを発揮するのは難しいのではないかと思います。

今回は、戦術的ピリオダイゼーションにおける試合前日(土曜日)のリカバリーに関して説明します。

土曜日のリカバリーはアクティブリカバリーと呼ばれ、火曜日(試合の翌々日)に行う回復重視のリカバリーとは内容が異なります。

以下が土曜日のトレーニングにおける指標です。

img

火曜日はリカバリー組とトレーニング組を分け、フットバレーを中心に負荷をなるべく抑え、楽しみながら心身の回復に努めることが主な目的でしたが、土曜日のアクティブリカバリーでは試合に向けた確認も入ってくるので、火曜日に比べ負荷がかかる場合が多いです。指標における「−/+」は、選手の疲労度に合わせて柔軟に対応するという意味です。

では、写真を交えながら具体的に説明していきます。

TR①:アップ
軽くエクササイズやダッシュを行ったあとに、2グループに分けてロンド(9vs2)を行います。コートは狭く設定し、ダイレクトで行います。日によっては、20vs2で全員が手をつないで、ロンドするときもあります。選手たちが飽きないように工夫することも大切な要素の一つだと考えています。

img

ロンドの後には、スプリントを数本入れその後のトレーニングを行うための体を作り上げます。

TR②:セットプレーの確認
この日は選手たちの疲労を考慮して、11vs11での確認ではなく7人一組のグループを3つ作り、1チームが休憩する方法を取っていました。練習のオーガナイズとして、ゴールは一つのみとし、クリアされれば次のセットプレーに移ります。
※セットプレーの確認にはさまざまな方法があり、金曜日に11vs11(フルコート)のゲーム形式のトレーニングでセットプレーを多めに取り入れたり、ハーフコートでの11vs11のゲーム形式でセットプレーを確認したり、今回のような形で確認したり、選手の疲労具合や天候などを考慮して使い分けています。

TR③ミニゲーム
最後は、小さいコート(横20m×縦30m)で8vs8+GKのミニゲームを行います。このトレーニングでは、監督やフィジカルコーチも加わります。結果にもこだわり、もちろん強度はマックスで取り組みますが、どこかリラックスしたような雰囲気で練習を締めます。

img

土曜日のトレーニングをまとめると、平日のトレーニングよりも時間的に短く、試合に向けてある程度強度を保ちつつも、心身両面でリフレッシュすることが重要だと学びました。

次回は、現地でワールドカップを観戦して感じたことをお伝えできればと思います。

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