金曜日のトレーニングで気をつけるポイントは、水曜日のトレーニングと同様にリカバリーの要素を少し取り入れるところです。木曜日のゲーム形式のトレーニングで溜まった疲労を完全にクリーンにするためには、土曜日のリカバリーだけでは足りないからです。時間をかけて回復させる必要があります。しかし、トレーニングの強度を落とすということではありません。逆に、一つ一つのプレーが短い分、そこに必要なだけの集中力やフィジカルを注ぐ必要があります。もう一つのポイントは、精神的な消費を抑えることです。肉体的な疲労だけではなく、精神的な疲労を少しずつ取り除いていきます。
では、具体的に写真を交えて1日の流れを説明していきます。
TR①:アップ
ボールを使わずに、エクササイズやダッシュなどで体を仕上げていきます。
TR②:ロンド(8vs2) 3分×3セット
このロンドでは、テクニックの向上、リカバリー、そして次のシュート練習前のアップも兼ねています。ここで注目すべきは人数比です。判断の速さやポジショニングの能力を高めたければ、4vs2のロンドのほうがより動きがあり実践的かつ効果的かもしれませんが、その分負荷も高くなってしまいます。そのため、金曜日のロンドではボール保持側がより有利な状況で進めていきます。各セット後にはダッシュを入れ、身体面もさらに仕上げていきます。 |