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道言 栄太
ポルトガル

ポルトガル通信
~me sinto o português futebol~

道言 栄太
鹿屋体育大学在学中。18歳のときから指導を始める。常に“世界で活躍できる指導者”を目標に掲げ活動し、早10年目。これまでキッズから大学生まで幅広い年代の指導に携わる。その中で目標を達成するために必要だと感じたのが他の指導者との差別化である。過去には、1年間のイタリア留学の経験がある。今回のポルトガル留学では、大学、グラウンドそしてスタジアムで多くの経験を積み、新たなサッカー感を養い独自の指導法を生み出すことが目的である。
Twitter: @eitadogon

ポルトガル

■FCポルトの優勝とヨーロッパリーグの決勝

2018.05.24

みなさんこんにちは。

ついにポルトガルもリーグ戦の全日程が終了し、ポルトが2012-13シーズン以来の優勝を決めました。5シーズンぶりの優勝ということもあり、優勝がかかったホーム最終戦のチケットを求めてファンたちが長蛇の列を作り、いちばん先頭の人は夜中から夜通しで並んでいたとインタビューで語っていました。そのため、ソシオになっている私が発売日当日のお昼過ぎにチケットを買いに行ったときには、すっかりチケットは売り切れてしまっていました。

試合終了後には、チケットを入手できなかったポルトのファン(ポルティスタ)たちがスタジアム周辺を埋め尽くし、試合会場の外に設置してある大型スクリーンでセレモニーを鑑賞していました。想像以上の人の多さに私はためらってしまい、離れた位置からそう様子をうかがっていました。

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スタジアムの外の様子

試合終了から3時間後にようやく選手・スタッフたちがスタジアムの外に設置されたステージに登場してくれました。

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セレモニーは夜中の1時過ぎまで続き、ポルティスタたちは長年ベンフィカに支配されていたリーグ王者としての称号を存分に噛みしめているように感じました。

翌週にはリーグ最終戦アウェイでのvsギマランイスの試合がありました。何とかチケットを入手することができたので、ポルティスタが陣取るゴール裏から応援してきました。

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ポルトの監督であるセルジオ・コンセイソンが優勝後のインタビューで、「次の試合も勝ち点3を積み上げるために準備する」と言っていたとおり、この試合ではメンバー変更は最小限にとどめ、見事に1対0で勝利し、有終の美を飾りました。

今シーズン、ポルトが優勝できた要因として私が考えるのは、チャンピオンズリーグも含め試合数が多い中、ケガ人を非常に少なく抑え、メンバーをおおむね固定できたことが大きかったのではないかと考えています。リーグ終盤には格下相手に2連敗するなどして一時はベンフィカに逆転されましたが、コンディションを整え6連勝で見事リーグを勝ち取りました。シーズンを戦い抜く中でいかに疲労を抑えながら、戦術を浸透させることが大切であるかを理解できた気がします。

そして、先日フランスのリヨンにアトレティコ・マドリードvsマルセイユのEL決勝を見に行ってきました。キックオフ前のダンスとコンサートなどの圧巻のショー、これぞ世界最高峰の大会の決勝かと実感できる最高の雰囲気がスタジアム中に充満しており、生涯忘れられない思い出になりました。

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試合が始まると、スタジアムの4分の3を埋めるマルセイユサポーターの応援も功を奏してマルセイユがチャンスを作り出しますが、パイエの退場を区切りに、それまで押され気味だったアトレティコが徐々に自分たちの持ち味を出し、見事に勝ちきりました。

リーグとカップ戦を含めるとこの決勝が今季58試合目の公式戦。決勝の雰囲気が後押ししたという見方も含め、走行距離こそ短かったですが、シーズン終盤にあれだけのフィジカル強度を保てる秘けつが非常に気になりました。なぜ走行距離が短い中でも守備は安定していたのか? 戦術が浸透し、チームとして奪いどころが明確になっていたということなのか、それとも現状のコンディションに合わせて走る距離を少なめに設定した戦術を採用したのか、真相はわかりかねますが。どちらにしろ、シーズン終盤にあれだけのプレーを発揮するには、心身両面を良い状態に保つことが必要だとポルトガルに来て考えるようになりました。

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次回は、戦術的ピリオダイゼーションにおける金曜日のトレーニングについて書いていきたいと思います。

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