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長島 大
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オランダ通信
~Wat is de Hollandse School?~

長島 大
愛知県出身。早稲田大学ア式蹴球部、サラリーマンを経て、2011年8月にオランダに渡る。様々なアマチュアクラブで研修、監督として経験を積み、現在オランダ最古のクラブ、De Koninklijke Haarlemsche Football Club(オランダ3部)のU17の監督として活動中。オランダサッカー協会公認レベル3(UEFA C)、日本サッカー協会公認C級を保持。
ホームページ http://dai-nagashima.com/

オランダ

■オランダ人監督は欧州で結果を出しているのか?

2018.12.11

かつてオランダの指導者育成には定評がありました。トータルフットボールの生みの親、リヌス・ミケルス、そしてヨハン・クライフ、ルイス・ファン・ハール、フース・ヒディンクと次々に名監督が生まれました。このコラムでも何度かお伝えしていますが、オランダサッカーは低迷期にあります。そんな中、ロナルド・クーマンが代表監督に就任して以来、復活の兆しが見え、UEFAネーションズリーグではドイツ、フランスを退け、見事1位通過を決めました。

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はたしてこれは、監督クーマンによってもたらされた結果なのか、それとも選手のクオリティーによってもたらされた結果なのでしょうか。選手それぞれを見てみると、代表全員がチャンピオンズリーグの決勝トーナメントに出るようなクラブに所属しているわけではありません。そう考えると監督クーマンの手腕は、今回の結果に大きな影響をもたらしていると言えるかもしれません。

そこで今回は190ページのレポートから少し離れ、オランダ人監督たちにスポットを当ててみたいと思います。

テーマはずばり「オランダ人監督は欧州で結果を出しているのか」です。欧州の主要リーグは、現在、シーズン中なので今シーズンではなく2017—2018シーズンにスポットを当ててみたいと思います。みなさん何人の監督を知っているでしょうか。

Gertjan Verbeek ヘルトヤン・フェルベーク
2017年7月VFL Bochum(ボーフム/ドイツ) 解任
Bochumで3シーズン目を迎えたが、プレーシーズン中に方向性の違いを理由にクラブを去ることに。

Mario Been マリオ・ベーン
2017年7月Apoel Nichosia (アポエル/キプロス)解任
キプロスのトップクラブに良い意味での衝撃を与えることができると期待されるも、チャンピオンズリーグの予備予選で敗退が決まり、クラブを去ることに。

Frank de Boer フランク・デブール
2017年9月11日Crystal Palace (クリスタル・パレス/イングランド)解任
インテルでの失敗を取り戻そうとするが、就任から4連敗で1得点も挙げられずに77日後に解任されてしまうことに。

Andries Jonkerアンドリース・ヨンカー
2017年9月18日VFL Wolfsburg(ボルフスブルク/ドイツ)解任
前のシーズンでそこそこの結果を残すが、このシーズンはなかなかうまくいかず4試合を経て、クラブを去ることに。

Dennis van Wijk デニス・ファン・バイク
2017年9月22日OH Leuven(ルーベン/ベルギー)解任
デニス・ファン・バイクは生粋のオランダ人だが、主な活動場所はベルギーである。数々のクラブで成功と失敗を繰り返しながらOH Leuvenに就任。クラブを昇格させることに成功するが、今シーズン、スタートダッシュに失敗し、クラブに別れを告げられることに。

Ronald Koeman ロナルド・クーマン
2017年10月24日Everton(エバートン/イングランド)解任
最初のシーズンでは成功を納めるが、このシーズン、選手獲得のために多額の投資を行なったが、投資した割に思うように結果が出ず、止むなくクラブを去ることに。

Albert Stuivenberg アルベート・シュタイフベルク
2017年12月10日RC Genk(ゲンク/ベルギー)解任
最初のシーズンではうまくいったものの、ベルギーリーグで暫定9位となり、解任となってしまった。

Peter Boszピーター・ボス
2017年12月10日Borussia Dortmund(ドルトムント/ドイツ)解任
オランダAjax(アヤックス)で成功を収め、ドルトムントに移籍を果たし、開幕から7試合無敗を記録するが、そこから8試合勝利することができず、我慢を切らしたクラブが別れを告げることに。

Erik van der Meer エリック・ファン・デル・メール
2017年12月10日Hongaarse Hondvéd(ホンベード/ハンガリー)解任
オランダ国内ではあまり知られていない名前だが、成績不振によりピーター・ボスが解任された日と同じ日に解任されてしまった。

René Meulensteen レネー・メウレンシュティーン
2018年1月2日Indische Kerala Blasters (ケララ・ブラスターズ/インド)解任
マンチェスター・ユナイテッドで、アレックス・ファーガソンのもとヘッドコーチを務め、成功を収めるものの監督業ではなかなか成功を収められていない。今回も思うような結果が残せず、新年そうそうに解任を言い渡されてしまった。

Ricardo Moniz リカルド・モニーズ
2018年1月26日 Randers FC(ラナースFC/デンマーク)解任
クラブから高いレベルを保つように依頼されるものの、こちらもうまくいかず解任されることに。数々からオファーがあり、監督をするものの今のところ大きな成功を収めることができていない。

Jaap Stam ヤープ・スタム
2018年3月21日Reading(レディング/イングランド)解任
昨シーズンはプレミアリーグへの昇格争いに参加。しかしながら、このシーズンは降格争いに参加することに。クラブもギリギリのところまで我慢をするも、最後はスタム抜きで戦うことを決意。よって解任されてしまった。

こうやって並べてみるとオランダ人監督は現在、ヨーロッパで活躍できていないと言えるかもしれません。クラブや選手、代表の結果を見て、その国の動向を見るのも良いかもしれませんが、監督の成績からその国の動向を見るのも面白いかもしれません。

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