サッカーメンタルQ&A VOL.11

2015年06月05日

「誰でもできる 最新スポーツメンタルトレーニング」の著者、笠原彰先生が、サッカーに関わるメンタルの悩みに答えます。


試合中、うまくいかなかったときでも強い気持ちになるには、どうすればいいでしょう。


うまくいかないことを前提に、試合を組み立てましょう。

強い気持ちになるためには、思考と行動をコントロールする必要があります。

(1)戦術をリストアップする
試合では、うまくいかないことのほうが多いですから、気持ちの問題よりも、うまくいかなかったことを前提としたプランを事前に立てておいたほうがいいです。試合中に、

・中盤でボールを奪われることが多くなった。
・マークが甘くなり、相手のシュート回数が増えた。
・焦りから、プレーが雑になってきた。

など、自分個人やチームでよくあるうまくいかない事例を、数多くリストアップします。すると、自分個人やチームの悪いクセなど、傾向が現れてきます。

そこでリストの中身が、技術的な問題か、体力的な問題か、信頼関係の問題か、その複合的な問題かなど整理して、対策を立てていきます。

ここでは考えてもしょうがないことがあります。それは、相手の実力に関してです。相手の実力はこちらでコントロールすることができません。それを除いて、「事前に準備できること」を準備します。

(2)CSバランスで理想的心理状態に入る
Cはchallenge(チャレンジ)、Sはskill(スキル)で、CSバランスとは、チャレンジとスキルのバランスが整っているときに、最も実力が発揮できる理想的な心理状態になることができるという考え方です。

いくら数多くリストアップしても、実行できなければ意味がありません。ですから、優先順位を決めて実行していきます。

そのとき、実行できないような難しいことをやろうとしても、理想的な心理状態には入れません。確実に実行できることに注意を向けると、CSバランスが整ってきます。

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※悩み・質問募集します。
不安、緊張、焦り、怖いことなど、練習や試合で感じていることをどんどん質問してください!
例)
・ボールが来るとあわててしまう。
・キックオフ直前で緊張してしまう。
・先に点を取られると焦りが出てきてしまう。
・1点差で負けることが多い。
・(DFなのだが)FWが突進してくると「抜かれたらどうしよう」不安になって体がうまく動かない。
・試合で練習どおりのプレーができない。
・集中していないといわれる。
などなど。

件名に「サッカーメンタルQ&A」と入れて、
striker@gakken.co.jp
までお送りください。お送りいただいたものを編集部でピックアップし、Q&Aとして記事に採用させていただきます。

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