サッカーメンタルQ&A VOL.10

2015年05月28日

「誰でもできる 最新スポーツメンタルトレーニング」の著者、笠原彰先生が、サッカーに関わるメンタルの悩みに答えます。


どうすれば、自信を少しでも持つことができますか?


小さなことから成功体験を積み重ねて、自信がついてくるようにしましょう。

自信はつけるものではなく、ついてくるものです。無理につけようとすることはできませんし、その必要もありません。

(1)自分に対する気づきを深める
メンタルトレーニングには、セルフアウェアネスというトレーニングがあります。「自分に対する気づき」という意味です。

自分に対する気づきを促すために、「ベスト&ワースト分析」をしてみましょう。自問自答して、自分はどんなタイプのプレーヤーなのかを再確認します。

比較的良いプレーができたとき…
・試合前は何を考え、何をしていたのか。
・試合中は何を考え、何をしていたのか。

あまりいいプレーができなかったとき…
・試合前は何を考え、何をしていたのか。
・試合中は何を考え、何をしていたのか。

最高と最悪を比較することは、自分に対する気づきを深めます。気づきが深まれば何が課題かが明確になり、おのずと対策が見えて課題を1つ1つクリアすることができます。これを繰り返せば成功体験の積み重ねになります。

成功体験を積み重ねることは、自信がついてくるための条件の一つです。

(2)練習試合で自信をつける
練習試合でできないことは公式試合でもできません。公式試合でできるようになるためには、まずは練習試合でできるようになる必要があります。そのためには、

・注意すればできるレベルの行動目標を設定する。
・行動目標を実行する。
・できなければ目標を少し簡単にする。できたら次の行動目標を設定する(これをスモールステップの法則といいます)。

小さな行動目標をクリアすることの積み重ねが成功体験につながり、最終的に自信につながっていきます。練習試合のようなできるだけ実践的な練習の中で、自分の設定した行動目標を実行していきます。

1つ1つの小さなことの積み重ねを結果に結びつけていきましょう。この方法を前向き方略といいます。

(3)自信は取り戻しと喪失の繰り返し
一度、成功したからといって、次も成功するとは限りません。相手が実力をつけてきたり、自分が相手に研究されたりすれば、一度ついた自信が崩れることがあります。しかし、自信とは取り戻しと喪失の繰り返しですから、元に戻って、練習試合から行動目標を立て、それを実践していくことです。その繰り返しが、揺るぎない、強い自信につながります。繰り返しますが、自信はつけるものではなく、ついてくるものです。

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※悩み・質問募集します。
不安、緊張、焦り、怖いことなど、練習や試合で感じていることをどんどん質問してください!
例)
・ボールが来るとあわててしまう。
・キックオフ直前で緊張してしまう。
・先に点を取られると焦りが出てきてしまう。
・1点差で負けることが多い。
・(DFなのだが)FWが突進してくると「抜かれたらどうしよう」不安になって体がうまく動かない。
・試合で練習どおりのプレーができない。
・集中していないといわれる。
などなど。

件名に「サッカーメンタルQ&A」と入れて、
striker@gakken.co.jp
までお送りください。お送りいただいたものを編集部でピックアップし、Q&Aとして記事に採用させていただきます。

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