サッカーメンタルQ&A VOL.9

2015年04月23日

「誰でもできる 最新スポーツメンタルトレーニング」の著者、笠原彰先生が、サッカーに関わるメンタルの悩みに答えます。


立ち上がりのプレーがよくありません。緊張のせいか、動けてないといわれたりします。


練習と同じ順序で、十分なウオーミングアップをしましょう。

多くの選手にとって、試合開始直前と直後は、緊張する時間帯です。緊張には「ポジティブな緊張」と「ネガティブな緊張」があります。ポジティブな緊張のときは、例えば「緊張してきた、ヨシッ、試合モードに入ってきた!」という言葉が頭に浮かびます。

一方、ネガティブな緊張のときは、「緊張してきたから、うまくできないかも?」という言葉が頭に浮かびます。どう思うかは、自分がどの考えを選択するかです。どの考えを選択するかで自分の行動が変わってきます。

試合開始直後の5分程度は、どんな一流プロ選手でも緊張します。しかし一流選手は、緊張していても動けるのです。動けてないのは、実は緊張が原因ではないのです。

立ち上がりに動きが悪いというのは、
・緊張を落とすことに集中してしまって、肝心のプレーに集中できていない。
・ウオーミングアップ不足(体温とポジティブ思考は比例する)。
などが挙げられます。

よいプレーには適度な緊張が必要なので、緊張をゼロにしようとする必要はありません。5パーセントくらい落とせれば十分と考えます。頭の中で「1,2、3、4、5」と数えることで、5パーセント落とせます、それで緊張対策は十分です。

次に、ウオーミングアップを十分することによって、体温が上がり、プレー前にポジティブな感情を準備できます。立ち上がりが苦手な人は、ウオーミングアップ不足が原因であることが多いです。ある程度汗ばむくらいで、ちょうどいいです。

人は、すぐには集中できません。何かをきっかけにして、集中状態に入ることができます。ウオーミングアップは、試合前の集中テクニックとして最適です。ウオーミングアップは、その順番を決めておきます。そして練習でも同じウオーミングアップの順序で実行することで、練習と本番の違いがなくなり、練習と同じ感覚で試合をすることができます。

※悩み・質問募集します。
不安、緊張、焦り、怖いことなど、練習や試合で感じていることをどんどん質問してください!
例)
・ボールが来るとあわててしまう。
・キックオフ直前で緊張してしまう。
・先に点を取られると焦りが出てきてしまう。
・1点差で負けることが多い。
・(DFなのだが)FWが突進してくると「抜かれたらどうしよう」不安になって体がうまく動かない。
・試合で練習どおりのプレーができない。
・集中していないといわれる。
などなど。

件名に「サッカーメンタルQ&A」と入れて、
striker@gakken.co.jp
までお送りください。お送りいただいたものを編集部でピックアップし、Q&Aとして記事に採用させていただきます。

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