サッカーメンタルQ&A VOL.8

2015年04月15日

「誰でもできる 最新スポーツメンタルトレーニング」の著者、笠原彰先生が、サッカーに関わるメンタルの悩みに答えます。


PK戦になったときドキドキして、大体失敗してしまいます。


「決めよう」と思わず、「蹴りたい場所へ、蹴りたいスピード」で蹴れるかかがポイント

一般的にPKの成功率は、70パーセントといわれています。70パーセントという成功率は、いつもどおりに蹴れば入りますが、わずかなミスで外してしまう微妙な数値です。

PK戦では、高すぎる闘争心は必要ありません。高すぎる闘争心は、焦りや不安が大きくなってしまう可能性があります。前後半の体がぶつかり合うようなプレー中では、比較的高い闘争心が必要かもしれません。一方PK戦は、ボールを取り合うことはなく、静止したボールをフリーの状態で蹴るだけのプレーです。蹴りたい場所へ、蹴りたいスピードで蹴るだけです。

技術的には、それほど難しいことではありません。しかし1本の失敗が即負けにつながることがあるため、非常にプレッシャーがかかります。やるべきことをやり抜けるメンタルが重要になってきます。

PK失敗の原因で多いのが迷いです。蹴る場所がいまひとつ決まらない。蹴る瞬間に、キーパーの動きを見て、蹴る場所を変えた……。このような場合、PKを失敗するケースが多いようです。もちろんこれで入るケースもありますが、PKが苦手な選手には、あまりオススメできません。

PKが苦手な選手にオススメの思考は、「○○に蹴って外したらしゃーねーな」思考です。これは、日本代表の本田圭佑選手が、2014年ワールドカップ最終予選対オーストラリア戦のPK前に思ったセリフです。

事前に蹴る場所を明確に決めて、そこに蹴ることに注意を傾けます。途中で蹴る場所を変更したりしません。迷いは、不安や焦りを生むからです。

また「外したらしゃーねーな」と考えることは、結果を気にしないことを意味します。結果に注意を向けないことで、蹴る瞬間までに注意を傾けることができます。

PK成功の極意は、蹴る場所を明確にして、蹴る瞬間までに注意を傾けて、蹴った後のことには関知しない思考なのです。

※悩み・質問募集します。
不安、緊張、焦り、怖いことなど、練習や試合で感じていることをどんどん質問してください!
例)
・ボールが来るとあわててしまう。
・キックオフ直前で緊張してしまう。
・先に点を取られると焦りが出てきてしまう。
・1点差で負けることが多い。
・(DFなのだが)FWが突進してくると「抜かれたらどうしよう」不安になって体がうまく動かない。
・試合で練習どおりのプレーができない。
・集中していないといわれる。
などなど。

件名に「サッカーメンタルQ&A」と入れて、
striker@gakken.co.jp
までお送りください。お送りいただいたものを編集部でピックアップし、Q&Aとして記事に採用させていただきます。

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