サッカーメンタルQ&A VOL.7

2015年04月08日

「誰でもできる 最新スポーツメンタルトレーニング」の著者、笠原彰先生が、サッカーに関わるメンタルの悩みに答えます。


僕は攻撃の選手ですが、練習では思いきってドリブルできるのに、試合だとどうしても失敗が怖くて相手を抜けません。


失敗を気にする思考を低下させましょう

練習での相手は、いつも一緒に練習しているチームメートのはずです。上手、下手がわかっていますし、気心が知れているので、思い切ってできるのだと思います。ところが、試合では、対戦相手の実力がわからないので、失敗したときのことが頭に浮かぶと思います。

練習では、
・スピードの緩急をつけたドリブルをする
・新しいテクニックを試す
・体力が限界にきたときでも、きちんと蹴る
など、自分の実力を向上させることに注意してみましょう。自分の実力を常に向上させる思考を持つことで、本番での失敗を気にする思考が低下していきます。

そこで重要になってくるのが、目標設定です。より多く得点するために、自分に欠けているものは何か? 得意なプレーをもっと得意にするには? など、目標を自問自答しながら練習をすることで、毎日の練習成果が変わってきます。

自宅では、「失敗が怖い」と感じるとき、具体的に何を恐れているのか、自問自答してみましょう。
・監督やコーチから怒られるのが怖いのか?
・交代させられることを恐れているのか?
・失点を怖がっているのか?
など、恐れている具体的な理由が見えてくると思います。いずれにしても、ドリブル突破とは関係ないことを考えているのに気づくはずです。関係ないことに集中しすぎてしまうと、プレーに集中できなくなりますから、余計に失敗する確率が高くなります。

また、恐れていることに対して、自問自答してみましょう。以下に自問自答の例を紹介します。
「極端なことを考えていないか?」
「考えてもしょうがないことを考えていないか?」
「最悪なパターンを考えていないか?」
「自分を否定するようなこといっていないか?」
「うまくいったときは、何をしたり考えていただろう?」
「他の選手だったら、何をしたり何を考えるだろう?」
などです。

中途半端に自問自答するのではなく、「今から2時間」というふうに時間を決めて、とことん自問自答してみて下さい。

すると新たな気づきが生まれます。
・自分もできるという気づき
・突破口が見えてくる
・攻撃の選択肢が増えるので、勝てる可能性が高くなる
・成功や失敗の原因が明確になり次につながる

他人からどんなにアドバイスをもらうよりも、自分で気づいた考えは、説得力があるのです。

※悩み・質問募集します。
不安、緊張、焦り、怖いことなど、練習や試合で感じていることをどんどん質問してください!
例)
・ボールが来るとあわててしまう。
・キックオフ直前で緊張してしまう。
・先に点を取られると焦りが出てきてしまう。
・1点差で負けることが多い。
・(DFなのだが)FWが突進してくると「抜かれたらどうしよう」不安になって体がうまく動かない。
・試合で練習どおりのプレーができない。
・集中していないといわれる。
などなど。

件名に「サッカーメンタルQ&A」と入れて、
striker@gakken.co.jp
までお送りください。お送りいただいたものを編集部でピックアップし、Q&Aとして記事に採用させていただきます。

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