サッカーメンタルQ&A VOL.6

2015年02月09日

「誰でもできる 最新スポーツメンタルトレーニング」の著者、笠原彰先生が、サッカーに関わるメンタルの悩みに答えます。


新しいチームに入るので不安です。


「声だし」「声かけ」をすることを実行しましょう。

4月になると、新しい学校に入ったり、新しいチームに入る人も多いでしょう。新しい環境に行くことは、誰にでもあり、どんな一流選手にも「初めての経験」というものはありますから、不安は誰にでもあることです。

ですが、不安などネガティブな「感情」は、「起こってもいない未来のことを想像しすぎること」から発生します。「レギュラーを取れなかったらどうしよう」とか「うまい人ばかりだったらどうしよう」といった気持ちはわかりますが、今考えても、自分でコントロールできることではないので、考えてもしょうがありません。

それよりも、今、自分でできることを考えましょう。例えば、新しいチーム入ったらまず「声を出す」ことに集中してみましょう。声を出すということは「行動」です。積極的な行動をすることで、「不安」というネガティブな感情を打ち消すことができます。

また、新しいチームに入るなど、新しい環境というものは、過去の自分を知らない人が多くいます。ということは自分が変われるチャンスでもあります。

過去の自分を知ってもらう絶好の機会が、自己紹介です。自分の名前や通っている学校名、ポジションだけではなく、趣味、将来の夢、好きな食べ物、好きなチーム、好きな選手、自分のプレースタイル、どんなチームにしたいかなど、自分に関することを多く話しましょう。

そうすると、他の選手たちと何かしら共通点があるはずです。

人がどういう人に好意を持つかについての研究によると、自分と共通点があるかどうかが重要であるとの報告があります。これを意見の類似性といいます。意見が近いと、一緒に行動しやすくなって、お互いを切磋琢磨しやすくなります。

積極的に声を出し、チームに溶けこむことで成功したいい事例としては、長友佑都選手がいますね。彼はとにかく人懐っこく初めての人にも接していますが、もともとは、引っ込み思案の性格だったといいます。

声を出すことで、自分の考えを伝えることができ、結果として、自分にボールを集めることができたり、チームに溶けこめたりできる効果があります。

大きな声を出すことで、いい意味で無心の状態を作ることができるのです。新しい環境は自分を変えるいいチャンスでもあるので、積極的に飛びこんで、声を出していきましょう。

※悩み・質問募集します。
不安、緊張、焦り、怖いことなど、練習や試合で感じていることをどんどん質問してください!
例)
・ボールが来るとあわててしまう。
・キックオフ直前で緊張してしまう。
・先に点を取られると焦りが出てきてしまう。
・1点差で負けることが多い。
・(DFなのだが)FWが突進してくると「抜かれたらどうしよう」不安になって体がうまく動かない。
・試合で練習どおりのプレーができない。
・集中していないといわれる。
などなど。

件名に「サッカーメンタルQ&A」と入れて、
striker@gakken.co.jp
までお送りください。お送りいただいたものを編集部でピックアップし、Q&Aとして記事に採用させていただきます。

緊張を力に変えるコツ教えます! 図解でわかる! 実力アップの新常識 誰でもできる 最新スポーツメンタルトレーニング 作新学院大学准教授/プロスポーツメンタルコンサルタント 笠原彰 著

緊張を力に変えるコツ教えます!

図解でわかる! 実力アップの新常識
誰でもできる 最新スポーツメンタルトレーニング

作新学院大学准教授/プロスポーツメンタルコンサルタント
笠原彰

好評発売中!
GAKKEN SPORTS BOOKS
定価:本体1200円+税

(C)Gakken Plus Co.,Ltd.
ページトップへ