高円宮杯U-18サッカーリーグ2016
プリンスリーグ東海 第7節
静岡学園高校-東海学園高校

2016年07月04日

森田将義(フリーライター)取材・文・写真

16年7月2日(土)14:00キックオフ/愛知県・東海学園大学三好キャンパス第1グラウンド/試合時間90 分
静岡学園
5 2-0
3-0
0
東海学園
福原涼太(前半38分)
岡野悠太(前半45+4分)
戸田大智(後半24分)
福原涼太(後半30分)
渡井理己(後半34分)
得点者  

昨年度のプリンス東海王者ながら6節を終えて1勝と出遅れた静岡学園だったが、この日は代名詞のテクニカルなスタイルで試合を支配。MF若山修平と渡井理己のダブルボランチを中心としたパス回しで相手を揺さぶり、サイドからチャンスを伺った。相手を押しながらも1点が奪えず時間が進んだが、38分にCKを福原が頭で合わせて先制すると、前半終了間際にもFKからDF岡野悠太がヘディング弾を決めて突き放しに成功。相手の運動量が落ちた後半は、さらに3点を加点し、今季2勝目を手にした。

ピックアッププレーヤー

静岡学園FW塩浜遼(1年)
ドリブルへのこだわりはひと一倍。
図々しいドリブラーがサイドで存在感を発揮

「図々しさを持った今時珍しいタイプの選手。上に行く選手は図々しさを皆持っていた。彼はまだ物足りないけど、面白い存在です」。リオオリンピックのメンバー入りを果たしたMF大島僚太(川崎)を筆頭に、数多の選手を育ててきた川口修監督がそう評するのが1年生FW塩浜遼。この日は得点こそなかったが、見せた存在感はピカイチだった。

この日は本職ではない左ウイングバックでのプレーとなったが、「自分の武器はドリブルなので、仕掛けられる機会があれば仕掛けていこうと思っていた」と果敢な仕掛けを披露。細かなタッチから繰り出すドリブルで相手の重心を揺さぶり、対面の選手をかわして何度もフィニッシュに持ち込んだ。また、「試合中は先輩も後輩も関係ない」と口にするように上下関係なく呼び捨てでボールを要求できるのも彼の強みで、前半38分には右サイドのMF白川大吾廊に対して、クロスを強く要求。ゴール前に飛び込んで放ったヘディング弾はGKに阻まれCKとなったが、このCKが、FW福原の先制点につながるなど、後半14分にピッチを退くまで存在感をアピールした。川口監督は「決定的な仕事はできていないけど、ゴールに向かう積極的な姿勢は見せてくれた」と一定の評価を与えた。

小学校2年生のころに元ブラジル代表FWロナウジーニョにあこがれ、サッカーを始めた彼は「根っからのドリブラー」(川口監督)。小学校時代には、パス主体のチームからドリブル主体のチームにわざわざ移るほどプレーに対するこだわりが強い。もともとは滋賀県出身だったが、中学からは親元を離れ、ドリブラーの名産地である静岡学園を選択し、さらに個人技に磨きをかけた。まだ、高校に入ってから公式戦での得点はないが、ドリブルに関しては「堂々と自分らしくプレーすれば通用する」と豪語するように、すでに上級生と比べても見劣りしない。歴代の先輩たちに続いて飛躍を遂げるか注目だ。

静岡学園FW塩浜遼(1年)
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