高円宮杯U-18サッカーリーグ2016
プリンスリーグ四国 第7節
松山工業高校-済美高校

2016年07月04日

松尾祐希(フリーライター)取材・文・写真

16年7月2日(土)11:00キックオフ/愛媛県・北条スポーツセンター球技場/試合時間90 分
松山工
3 2-1
1-1
2
済美
酒井佑斗(前半27分)
石井隆之介(前半32分)
大木秀仁(後半20分)
得点者 福本龍那(前半22分)
阿部和希(後半38分)

序盤から試合の主導権をつかんだのは松山工高だった。中盤でボールを奪うと、シンプルに速攻を仕掛けて相手陣内へと攻め込む。一瞬の隙から済美高のFW福本龍那に先制ゴールを決められたが、前半27分にMF酒井佑斗が同点弾。これで勢いに乗ると、同32分にはFW石井隆之介のゴールで逆転に成功する。後半は運動量の低下からオープンな展開になったが、後半20分にはMF大木秀仁が追加点。同38分にFW阿部和希のゴールで1点を返されたが、松山工がこのまま逃げ切る形となった。

ピックアッププレーヤー

松山工CB志摩奎人(2年)
選手権で全国レベルを知った四国の要塞
夏大舞台で躍進を誓う

昨年度の選手権に続き、今夏も全国の舞台を戦う松山工高。そのチームの中心を担うのが、2年生ながら最終ラインの軸を務めるCB志摩奎人だ。そんな彼の武器は身体能力の高さである。177センチCBの選手としては大きくないが、類い稀な跳躍力で自らの背を超えるFWと互角に戦うことが可能。済美高戦でも最前線に入ってくるロングボールを幾度となくたたき落とし、チームのピンチを未然に防いでみせた。

今でこそ守備の要として必要不可欠な存在になっている志摩だが、高校1年生の夏までは、ボランチを努めていた。しかし、「競り合いの強さがあって、声を出せる」(志摩)ということからCBにコンバートされる。その結果、選手権ではレギュラーとしてピッチに立つまでに至った。

ただ、志摩は「相手のFWは体がでかくて速かった」と、全国の舞台で気付かされた部分があったと話す。特に感じたのが、「自分の武器で勝てなかったならどこで勝つのかということ」(志摩)。そこから、自身の守備に対する考え方が変わり、背後のスペースを消すことや相手を前でつぶすことを意識するようになった。

「1年生のときの選手権は3年生の先輩とCBを組んでいたのですが、その3年生に頼ってばかりだった。なので、その経験を今度は僕が伝えていかないといけないなと。先輩から受け継いだことを自分が伝えて、しっかりとやっていかないといけない」と下級生ながらDFリーダーとして風格が出てきた志摩。今月末から始まる全国高校総体で、昨冬に体感した全国レベルとどこまで差が縮まっているのか。「積極的に自分から声を出したり、コーチングをするようになった」と主将のDF山西恭平も賞賛する、四国の要塞のプレーに今夏は注目をしたい。

松山工CB志摩奎人(2年)
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