高円宮杯U-18サッカーリーグ2016
福岡県リーグ1部 第3節
筑陽学園高校-豊国学園高校

2016年04月25日

松尾祐希(フリーライター)取材・文・写真

16年4月24日(日)14:00キックオフ/福岡大大濠高グラウンド/試合時間90分
筑陽学園
6 3-1
3-1
2
豊国学園
南里慧斗(前半1分)
林紀成(前半19分)
過能大貴(前半45+1分)
南里慧斗(後半10分)
中川尚人(後半20分)
オウンゴール(後半39分)
得点者 三嶋雄大(前半34分)
石川怜斗(後半27分)

前半1分にMF南里慧斗がネットを揺らし、幸先の良いスタートを切った筑陽学園。その後も効率よく得点を積み重ね、前半だけで3点のリードを奪うことに成功すると、後半もサイド攻撃から豊国学園守備陣を翻ろうしてみせた。守備陣は2失点を喫したが大きく崩れることなく、終わってみれば6-2の大勝。「先々週の試合は得点が入らず、決定力が欠点だった」(南里)筑陽学園は、課題を克服し、成長の跡を示すゲームとなった。

ピックアッププレーヤー

筑陽学園FW過能大貴(3年)
最前線からサイドハーフへコンバート
筑陽の命運を握る背番号9

今季の筑陽学園高は長きに渡り採用してきた4-4-2ではなく、4-1-4-1のシステムにチャレンジしている。攻撃陣のタレントを生かすための布陣を敷く中で、カギを握るのが左サイドハーフのFW過能大貴だ。

この日も持ち前のパワフルなドリブルで筑陽学園の攻撃をけん引。前半1分にMF南里慧斗の先制弾をアシストし、前半45+1分には左サイドから自ら仕掛けてPKを獲得。これを決めると、後半20分にもMF中川尚人の5点目を左サイドからのクロスで演出してみせた。その活躍に主将の南里も「スピードと力強さがあるので頼りになる存在」と太鼓判を押すほど。今季の筑陽学園攻撃陣の武器になり得る可能性を示したといえるだろう。

今でこそサイドハーフでプレーするが過能だが、新チーム発足後に2つの悔しい経験したからこそ今がある。1つ目はFWへのこだわりを捨てなければならなかったことだった。過能は昨季まで最前線でプレーをしていたが、青柳良久監督から縦への突破力を買われ、サイドハーフへと配置転換。当初はそのコンバートに困惑したが、「FWと比べてサイドはプレッシャーがきつくない。前を向けて勝負ができる機会が増えたかなと思う」と現在は新しいポジションに手応えをつかんでいる。

そして、2つ目が背番号だ。筑陽学園のエースナンバーはMF桑原剛(元札幌など)らが背負ってきた伝統の7。もちろん過能もその番号を背負うことを目標にしてきたが、新チーム発足後に望んでいた背番号を与えられることはなかった。「(7番を任されることの)自信はあったのですが、違ったので悔しかったですね。見返してやろうと思った」と過能。この悔しさが自らの礎になっていることは間違いない。

福岡県内には昨季夏冬2冠を達成した東福岡がいる。そこを倒さなければ、全国大会出場は見えてこないだけに、赤い壁を打ち破るキーマンとして過能の存在は必要不可欠。「運動量が少ないと(監督から)よくいわれていて、上下運動を増やさないといけない」(過能)という課題とも向き合いながら、さらなる成長を誓う。

筑陽学園FW過能大貴(3年)
筑陽学園-豊国学園 img
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