高円宮杯U-18サッカーリーグ2016
プレミアリーグWEST 第1節
ガンバ大阪ユース-大津高校

2016年04月11日

森田将義(フリーライター)取材・文・写真

16年4月9日(土)16:30キックオフ/大阪府・万博記念競技場/試合時間90分
ガンバ大阪ユース
2 1-0
1-0
0
大津高校
佐藤倭(前半4分)
食野亮太郎(後半26分)
得点者  

プレミアリーグWESTの前年王者であるガンバ大阪(G大阪)ユースが、危なげない戦いぶりで勝点3を手にした。「開幕戦ということで、選手たちに硬さがあった」(宮本恒靖監督)ものの、前半4分にFW松本歩夢の右クロスをFW佐藤倭が右足で合わせて、先制に成功。以降も「目指しているのはバルセロナのサッカー。メッシとネイマール役の歩夢と僕が起点になろうと意識している」(FW食野亮太郎)というサイドから見せ場を作ったが、2点目が奪えない。後半は大津に押される時間も増えたが、後半26分に食野が加点し、そのままタイムアップ。連覇に向けて、幸先の良いスタートを切った。

ピックアッププレーヤー

ガンバ大阪ユースDF足立丈英(2年)
高さを生かした競り合いは素質十分
宮本恒靖監督の下、CBとしてのイロハを学ぶ一年に

「良いスタートを切れて、ホッとしている。勝点3は自分にとってもチームにとってもうれしいこと。このまま勝ち続けたい」と胸をなで下ろしたのが、今季からG大阪ユースのレギュラーに定着したDF足立丈英(2年)だ。G大阪が早々と先制点を奪ったことにより、大津はロングボールをDF裏に入れる戦いへとシフトしたが、「僕らの裏に蹴ってくることはわかっていたので、練習から対策していた」と慌てずに、武器である184センチの高さを生かした競り合いできっちり跳ね返し、完封勝利に貢献した。

大型選手として周囲から期待を集める存在だが、まだCBとしては発展途上の状態にある。ジュニアユース時代からサイズに恵まれていたものの、ポジションはサイドバックで、「チームとして毎日、ドリブルの練習しかしてこなかった」と振り返るように持ち味は守備よりも攻撃力。ユースに入ってからCBに本格挑戦したものの、2つ上の先輩に阻まれ、Aチームのレギュラー争いには絡めなかった。だが、今季から元日本代表主将のDF宮本恒靖が、G大阪ユースの監督に就任。「得られる物が大きいので、盗めるところは盗んでいきたい」とことあるごとに練習に混ざる指揮官のプレーを間近でチェック。練習後に行われるCBを集めた個別練習では、課題として挙げる相手がボールを持ったときのポジショニングや、ロングボールの質に磨きをかけている。

「自分のポジションや声掛けなど、ここまでしないといけないのかと思うことばかり。GKがボールを持ったときにCBがここまで広がっていいんだとか、相手の状況を見て動くことも勉強になる。常に頭を動かしながら、相手とボールを見て動かないといけないので、試合終わりにはいつも疲れてしまう」。そう笑うように、これまでとは比べ物にならない疲労感は充実の表れでもある。クラブのレジェンドである指揮官の下、CBとしての完成度を高め、飛躍を遂げることができるか期待したい。

ガンバ大阪ユースDF足立丈英(2年)
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