高円宮杯U-18サッカーリーグ2015
プリンスリーグ九州 第15節
九州国際大学付属高校-大津高校

2015年09月21日

松尾祐希(フリーライター)取材・文・写真

15年9月19日(土)11:00キックオフ/福岡県・春日公園球技場/試合時間90分
九州国際大学付
0 0-0
0-1
1
大津
  得点者 原岡翼(後半30分)

大津は前半の立ち上がりこそ九州国際大付のカウンターに手を焼いたが、前半15分を過ぎると自らのペースに引きこむ。しかし、決定機を作るまでには至らず、前半を折り返した。後半に入るとシステムを4−4−2から4−1−4−1に変更。中盤の枚数を増やし、2列目から前線に飛びだしていくことを狙った。すると、後半30分にはDF杉山直宏の右クロスに、FW原岡翼が頭で合わせリードを奪う。終盤は相手に猛攻を仕掛けられたが、最後まで集中力を維持した大津が勝利を収めた。

ピックアッププレーヤー

大津高FW一美和成(3年)
生かされる術と決定力を兼ね備えた
J注目のストライカー

U-20ワールドカップの出場につながるAFC U-19選手権バーレーン2016予選を戦うU-18日本代表のメンバーに名を連ね、Jのスカウト陣が熱い視線を送るFW一美和成。現在、プリンスリーグ九州2位の11得点を記録しているように、高い決定力が彼の武器だが、九州国際大付戦で見せたのは味方を生かす術だった。

「相手が引いてくるというのは試合前のミーティングでも話をしていたので、自分がおとりとしてニアに入って(スペースを作ったことで)得点に関われたのはよかった」と本人が振り返るように、貴重な決勝点の場面ではDF杉山直宏のクロスに合わせてニアへダッシュ。中央にスペースを創出するきっかけを作り、FW原岡翼の得点を陰で演出した。

そして、忘れてはならないのが懐の深いポストプレーだ。特にフォーメーションを4−4−2から4−1−4−1に変更した後半は、幾度となく前線でボールを収め攻撃をけん引。中でも普通のプレーヤーであればヘディングで競り合うところを、胸トラップでボールを収める技術は群を抜いていた。「胸で収めたら、(味方が上がってくる)時間を稼げるし、カウンターを仕掛けるときに頭で競ってはじかれるのではなく、胸で収められたらチャンスになるので武器になっている」(一美)と、胸でマイボールにできることはチームの攻撃を円滑に進める上で、大きなポイントになっていることは間違いない。

昨春まで主将のDF野田祐樹と共にCBでコンビを組んでいただけに、FWとしての経験値はまだ少ない。「FWになってから生き生きしている(笑)」と野田が語るように、伸びシロは無限大だ。「代表に求められているのは結果だと思うので、貪欲に狙っていきたい。1点でも多く点が取れるようにやっていきたいです」と意気ごみを話す10月2日から6日までラオスで行われるAFC U-19選手権バーレーン2016予選、そして高校生活最後となる全国サッカー選手権での活躍に期待をしたい。

大津高FW一美和成
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