高円宮杯U-18サッカーリーグ2015
プリンスリーグ関東 第14節
横浜F・マリノスユース-東京ヴェルディユース

2015年09月14日

松尾祐希(フリーライター)取材・文・写真

15年9月13(日)11:00キックオフ/神奈川県・日産フィールド小机/試合時間90分
横浜FMユース
1 1-1
0-2
3
東京Vユース
和田昌士
(前半5分)
得点者 群大夢
(前半41分、
後半45+1分)
井上潮音
(後半33分)

前半5分に先制された東京Vユースはテンポのいいパス回しが鳴りを潜め、前半は決定機を作り出せない。しかし、前半41分にセットプレーからFW郡大夢がネットを揺らすと、緑軍団の勢いが復調。前線の選手がボールに絡んでいき、後半は多くの決定機を作ってみせた。後半33分にはMF井上潮音が逆転弾を決めると、同45+1分にはDF品田竜之介のFKから郡が打点の高いヘッドで3点目。最後に突き放した東京Vユースが、快勝を収めた。

ピックアッププレーヤー

横浜F・マリノスユースFW和田昌士
プロ入りが決まった注目FW
先制弾も課題は状況判断

まさに電光石火の一撃だった。横浜FMユースは試合開始早々の前半5分。DF板倉洸のロングフィードから、FW和田昌士が右サイドを抜け出す。角度のないところからではあったが、右足を一閃。身体をぶつけてきた相手DFをもろともせず、正確なシュートを決めてみせた。

先制弾を奪ったあとも類い稀なキープ力と、裏への飛び出しで存在感を発揮。背番号10はチームに多くの決定機をもたらした。ただ、前半の途中から勢いが失速。東京Vユースのポゼッションサッカーを前に、前線で孤立し仕事をさせてもらうことができなかった。

「これからプロになる選手としては物足りない。僕に言われなくても本人が一番わかっていると思う。もっと違いが見せられる選手になってほしいですね。ボールをしっかりと収めることは彼の特徴なのですが、今日みたいにハイプレッシャーを掛けてくる相手に対しても、しっかり(ボールを)キープできないといけない」と松橋力蔵監督は物足りなさを口にする。厳しいプレッシャーの中で存在感をいかに発揮するかは今後の課題だろう。

本人も「ユースレベルで状況判断などができていないと、トップでは通用しないと思う。今日みたいにチームが苦しい状況の中でも、違いを見せていい流れを作って得点を決めないといけない。それ以外の部分でもしっかりと(ボールを)キープして数少ないチャンスの中で自分たちの流れを作るのが僕の役割。そこをもっと意識してやらないといけない」と話すように、改善点を十分に把握している。

今季はトップチームで2種登録をされ、リーグ戦やナビスコカップでベンチ入りも経験している。9月2日には来季のトップ昇格も発表され、横浜FMの期待の星であることは間違いない。「時間もないスペースもないという中で最適な判断をしてほしい」という指揮官の言葉どおり、自らの課題と向き合うことが今の和田に求められている。残りわずかなユース生活でどこまで飛躍を果たせるのか注目をしたい。

横浜F・マリノスユースFW和田昌士
高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 プリンスリーグ関東 第14節 横浜F・マリノスユース-東京ヴェルディユース
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