高円宮杯U-18サッカーリーグ2015
プリンスリーグ四国 第8節
徳島市立高校-愛媛FC U-18

2015年07月06日

森田将義(フリーライター)取材・文・写真

15年7月4日(土)11:00キックオフ
徳島県・徳島市立高校グラウンド/試合時間90分
徳島市立
4 3-0
1-0
0
愛媛FC U-18
四ツ谷直樹(前半10分)
鏡洋人(前半26分)
金丸雅(前半44分)
山本史弥(後半28分)
得点者  

首位を走る愛媛U-18と昨年の王者、徳島市立高の一戦は、序盤は愛媛がボール回しで攻撃に出たが、徳島市立は要所をきっちり抑え、得点を与えず。奪ってからは前がかりとなったスキをカウンターで狙い、前半のうちに3点差をつけた。後半は戦いを変えて、中盤でのボール回しから愛媛DFの裏をパスで攻略。後半28分にはペナルティーエリア(PA)内へフリーで飛び出したFW山本史弥がダメ押しゴールを決めて、勝負あり。この大勝で、徳島市立は2位に浮上し、愛媛との勝点差を4に縮めたが、徳島市立の河野博幸監督は「精度が低い。上で勝って行くにはまだ足りない」と勝って兜(かぶと)の緒を締めた。

ピックアッププレーヤー

愛媛FC U-18 MF忽那喬司(3年)
秘めたセンスがユースで開花
アザール風ドリブルは一見の価値あり!

トップチームからも注目されるMF忽那喬司が、青野大介監督からかけられる「仕掛けろ」というメッセージ通り、開始より2列目から果敢にドリブルとパスで好機を演出した。前半5分には左サイドから中央へのパスを、駆け上がった勢いそのままドリブルでPAまで進入。10分にはボール奪取から素早く相手背後にスルーパスを通し、ビッグチャンスを引き寄せた。「序盤のチャンスをモノにできなかったことが敗因」。そう悔やんだように得点には結びつかなかったが、彼が放った輝きは敗れても色あせるものではない。

今でこそスピード豊かな仕掛けが魅力の選手だが、ユースに上がるまではパサータイプのボランチ。U-15から昇格した直後に徳永登大コーチから「お前は仕掛けてナンボの選手」と声をかけられたことで、自身の適性に気付いたという。また、試合に出れば、先輩たちからも「お前が仕掛けると楽になる」などと声をかけられたことで自信を深め、「それならドリブルを極めるか」と徳永コーチのアドバイスやMFエデン・アザール(チェルシー)が行うタッチの細かいドリブルを参考にし、力を磨いた。

ただ、昨年までは「(清川)流石まかせになっていた。大一番で結果を残す頼もしい存在だったので、ボールを持ったらまず流石を見る感じだった」と、びわこ成蹊スポーツ大に進んだFW清川流石に甘えていた部分もあり、個性を出し切れず。清川から「お前が引っ張っていけ」と後継を託された今季も、「自分がやらないとアカンっていう意識が強すぎて空回りしている。周りから『力入っているぞ』って言われる」と100%の力は出し切れているとは言い難い。だが、能力はトップチームのスタッフから「プロは長所を持つ事が大事。今の長所を磨けば、お前もやれるはず」と言われるほど。らしさをすべて出し切ることができれば、チームの結果もついてくるはずだ。

愛媛FC U-18 MF忽那喬司
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