全国高校総体神奈川県大会 準決勝
桐光学園高校-横浜市立東高校

2015年06月22日

松尾祐希(フリーライター)取材・文・写真

15年6月20日(土)10:00キックオフ
神奈川県・相模原ギオンスタジアム/試合時間70分
桐光学園
4 0-1
4-0
1
市立東高
小川航基
(後半14分)
桑原孝太郎
(後半19分)
イサカ・ゼイン
(後半22分)
小川航基
(後半32分)
得点者 岩崎琢磨(前半2分)

桐光学園高は開始早々の前半2分に、ゴール前で市立東高にFKを与えてしまうと、DF岩崎琢磨に直接沈められ失点。その後は試合を振り出しに戻すべくボールを保持するが、相手の牙城を崩せない。後半は徐々にFWイサカ・ゼインの抜け出しなどから決定機が生まれ出す。すると、後半14分にFW小川航基、同19分にはFW桑原孝太郎が決め一気に逆転すると、攻勢を強める桐光学園高はさらに2点を追加。このまま、3年ぶりとなる全国総体出場を決めた。

ピックアッププレーヤー

桐光学園FW小川航基(3年)
責任感を持ってチームをけん引する
エースストライカー

「(チームとして)得点が欲しいときに決めるというのを心掛けていた。欲しいときに点を取るのは誰だってなったら自分しかいない。あのゴールで流れを変えられたかなと思う」(小川)

後半14分にFW小川航基が奪った同点弾は、エースにして主将という責任を背負っていたからこそ生まれたモノだった。

1年生からレギュラーを務めていた小川は、自分のプレーで精一杯というところが昨年まで目立っていた。「1、2年までの彼は自分のプレーがよければ○というところがあった」と、桐光学園高・鈴木勝大監督も当時を振り返る。しかし、新チームの主将に任命されると背番号9のストライカーに変化が見られた。

「彼に変わって欲しい部分があったので主将に指名した。そのような意味では責任感とかいろんなところを見ることをできるようになった。代表にも呼ばれたこともありますが、この数カ月でグっと成長したと思う。そういうところが彼の成長を止まらせない1つの要因だと思う」

鈴木監督は主将になってからのFW小川航基をそう評する。「自分のことだけではなく、チームのことを考えられるようになった。私生活の部分でも、誰が調子悪くて、練習に出られていないというのも見られるようになった。そのような選手のことを考えられるようになったのはひとつの成長。(昨年までは)1個上に白崎さんといういい主将がいたので頼りっぱなしで、本当に自分のプレーだけでという感じだったので、そこが変わったところですね」と小川も自身の変化を自覚。その結果、チームのためにという気持ちがここぞという場面での活躍につながった。 

「(キャプテンマークの)重みはあんまり考えないようにしている」と小川は話していたが、その役割を自然と全うできるようになったということは成長の証。定評のあった技術に加え精神面の成長が著しいU-18日本代表期待のFWは、全国の舞台でもここぞという場面の得点でチームをけん引してくれるはずだ。

桐光学園FW小川航基
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