2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第7節
FC東京-ガンバ大阪

2015年08月17日

川原宏樹(本誌) 取材・文

15年8月16日(日)/18:04キックオフ
東京都・味の素スタジアム/観客37,978人/試合時間90分
FC東京
2 1-0
1-1
1
ガンバ大阪
米本拓司
(前半15分)
ネイサン・バーンズ
(後半13分)
得点者 パトリック
(後半2分)

勝ち点45で年間順位3位に位置するFC東京が、勝ち点41で年間順位4位につけるG大阪を迎えて行われた一戦。チャンピオンシップを狙う両チームにとって負けられない戦いで、選手全員の気迫が前面に表れた好ゲームとなった。

「チームとしてオプションをつけながら、終盤戦を戦っていきたいとG大阪の長谷川健太監督が明かしたように、いつものパトリックと宇佐美貴史の2トップではなく、宇佐美を左サイドに倉田秋をトップ下に配置した4−2−3−1に変更して試合に臨んだ。対するFC東京は前節と同じくネイサン・バーンズがスタメン出場。その起用が当たり、ネイサン・バーンズは1得点1アシストの活躍でFC東京を勝利に導いた。

試合後にFC東京マッシモ・フィッカデンティ監督が「予想していたような試合だったと思います。(G大阪が)やってくることは変わっていませんでした。しっかり後ろからボールをつなぎながらやってきました。正直、前半に関しては難しい状況はあまりなかったかなと思いますとコメントしたように、FC東京がしっかりとした守備から先制点を奪い、ゲームの流れを支配していた。

後半早々、宇佐美のサイドチェンジのボールを米倉恒貴がヘディングでゴール前に折り返し、それをパトリックが押しこんで同点になってからは試合の流れがG大阪に傾く。「1−1になった後、戦術的に変えざるを得ない状況になったので変更を加えました。中盤が3枚では苦労していて前線が孤立している部分があったので、中盤を4枚にしてしっかりと対応できるようにした」とフィッカデンティ監督が振り返ったように、河野広貴に代え三田啓貴を投入して4−4−2にシステムを変更した。その7分後に、カウンターから追加点を挙げたFC東京はその後の猛攻を振りきって、順位を争うライバルチームから貴重な勝ち点3を得た。

ピックアッププレー

ネイサン・バーンズの効果的な足ワザ

前節からスタメンに名を連ねるようになったネイサン・バーンズは、FC東京にはいなかったタイプの足ワザの使い手だ。敵の動きを見ながら上体を揺さぶって仕掛け、数々のチャンスを演出した。その中でも、1点目のアシストになったシザーズをピックアップしたい。

河野広貴、羽生直剛とつないだボールを右サイドのスペースへ抜けだして受けたネイサン・バーンズ。岩下敬輔との距離を詰めながら、右足でボールをまたぎシザーズを仕掛ける。通常であれば左足でボールを出してカットインを仕掛けるところ。岩下もおそらくそう読んでいたのだろうか、右足のまたぎに釣られなかった。しかし、その後の左へ踏みだすボディーフェイクに釣られ、そのスキを見逃さずネイサン・バーンズは右へ抜けだし、ゴール前へグランダーのクロスボールを入れた。

「そのとき、まだチームは試合に入りきれていなかった。カウンターからボールをもらってDFを抜いて中央へクロスボールを入れたが、ヨネ(米本拓司)が合わせてくれてよかった」とネイサン・バーンズはアシストシーンを振り返った。

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足ワザで決定機をつくりだしたネイサン・バーンズ
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