2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第2節
FC東京-アルビレックス新潟

2015年07月17日

粂田孝明(本誌)取材・文

15年7月15日(水)/19:03キックオフ
東京都・味の素スタジアム/観客12,727人/試合時間90分
FC東京
3 1-0
2-1
1
アルビレックス新潟
東慶悟
(前半9分)
高橋秀人
(後半4分)
森重真人
(後半33分)
得点者 レオ シルバ
(後半90+6分)

立ち上がりは互角の展開ながら、前半9分にFC東京がショートカウンターから決めて先制する。その後はFC東京が相手のスキをついて攻め上がる展開で試合の主導権を握る。後半立ち上がりに2点目を決めると、同33分にも加点。終了間際に1点を許すものの、新潟にほとんどつけ入るスキを与えず、快勝した。

ピックアッププレー

カーブクロスと見せてグラウンダー!
質の違いを見せた太田の頭脳プレー

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今シーズンのFC東京の武器、太田宏介のクロスが炸裂した前半9分の得点シーンをピックアップ。

鋭く曲がるクロスやFKで今シーズン、ブレークした太田。この日も左サイドバックに入り、持ち前のスピードと正確なキックで攻撃のアクセントとなっていた。

前半9分のシーンはキックの質の高さを改めて証明したものだった。ボランチの高橋秀人が相手に寄せてボールをカット。そのボールを受けた太田が左サイドを一気に直進し、DFを振り切った。そのとき中にはニアサイドに石川直宏、中央に前田遼一、そして2列目から東が走り込んでいた。これまでならニアの石川に向ってライナー性のカーブボールを送るようなシーン。しかし太田は中の様子を一瞬見て狙いどころを変更した。「ナオさんが敵を引き連れていて、空いたスペースに東が走り込んでいるのが見えた。

ただ、東は2列目から走りこんでいたので、浮き球でクロスを上げたとしてもゴールから距離があり、ヘディングで得点するのは難しい。そこで太田はグラウンダーで少し緩めのボールを東の走り込むスペースへ通した。東はそのボールをきっちり右足インサイドでミートし、いとも簡単にゴール左隅に蹴り込んだ。

いつもとは違う質のボールを送ったことで、面くらった感のある新潟。2トップの石川と前田にはきっちりとマークがついていたが、2列目の東にはマークが追いついていなかった。柳下正明監督は「守備に関してはずっといい続けているが、無理に取りにいって失点してしまった」と憤りを隠さなかった。

この日、太田は3点目の森重真人のヘディングシュートもアシスト。これは本来の鋭く曲がるFKからだった。質の違うクロスを状況に応じて使い分ける太田。点に直結するこの武器がある限り、FC東京の進撃は今後も続いていくだろう。

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「アシスト王を目指す」と意気込む太田。この日は2アシストと大活躍
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