2018FIFAワールドカップロシア 足ワザマッチレポート
グループB ポルトガル-スペイン

2018年06月16日

ストライカーDX編集部 構成

18年6月15日 21:00 フィシュト(ソチ)
ポルトガル
3 2-1
1-2
3
スペイン
C・ロナウド(前半4分、前半44分、後半43分) 得点者 ジエゴ・コスタ(前半24分、後半10分)
ナチョ(後半13分)

大会序盤戦注目の大一番は
驚がくのゴールショーで痛み分け

2016年ヨーロッパ選手権優勝のポルトガル、王座奪還を目指すスペイン。そして同じ半島で国境を接している国の戦い。大会2日目にして黄金のカードとなった。スペインは3日前にイエロ監督が電撃就任した衝撃が、どこまで影響するかに注目が集まった。試合は開始早々から動いた。前半4分にポルトガルが、C・ロナウドのPKで先制。その後反撃を許し、前半24分にジエゴ・コスタに決められて同点に。しかし前半44分にC・ロナウドが左足でねじ込み再びリードを奪う。後半に入っても押し込まれる展開のポルトガルは10分と13分にゴールを奪われ逆転される。その後はなかなか攻め切れないポルトガルだったが、敗色ムード漂う後半43分、C・ロナウドが自ら得たFKを直接決めてハットトリックを達成。まれに見るシーソーゲームとなった激闘は3-3の痛み分けに終わった。

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蹴り方を変えたC・ロナウドが劇的な3点目をゲット
キレッキレのこの男が大会の主役になる!?

世界中が注目したビッグマッチで一際大きな輝きを放ったのが、足ワザターミネーターとしてストライカーDX読者にはすっかりおなじみの、C・ロナウドだった。ハットトリックの内訳は、PK、左足、FKとどれもパターンが違うもの。
前半4分のPKはGKの逆を突き、ゴール右隅に決めた。高さは人の胸当たりでやや甘かったが、右ポストぎりぎりを通っているので、たとえGKが同サイドに跳んでも決まっていたはずだ。
2点目はゴンサロ・グエデスの落としを左足インステップで強打。シュートは低弾道でGKデ・ヘアの正面に飛んだが、あまりのスピードに名手がまさかの後逸。今度はパワーを見せつけたゴールだった。
そして3点目のFK。通常C・ロナウドはインステップ付近でボールの中心をたたき、押し出すようにして無回転をかけるか、少し上にこすり上げて、縦回転をかけるかのどちらかを選択する。前半にもFKを蹴っているが、そのときは距離があったため、いつものキックを選択していた。しかしこのキックは、スピードは出るがコントロールにやや難がある。
3点目のFKは距離が近かったため、いつものキックだと、壁に当たるかふかしてしまう危険性があった。この場合、インフロント付近でカーブをかけてコースを狙う、いわゆる“おきにいく”キックがもっとも入りやすい。C・ロナウドはこちらのキックを選択した。しかも壁に入った189センチのブスケツがジャンプしたすぐ横を抜け、ゴール右上隅に吸い込まれる神様コースと呼ばれるところだ。
ゴール以外にも、シザーズや軸抜きパスなど随所に足ワザを披露してくれたC・ロナウド。このロシアワールドカップは、C・ロナウドの大会になる予感が漂ってきた。

ストライカーDX夏号では、ロシアワールドカップに出場する注目選手の足ワザを紹介、マスターできるようレッスンしています。ぜひご一読を!

ストライカーDX2018年夏号
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