中山英樹GKコーチ レッスン [第19回]
世界のGKをマネしてみよう! ブッフォン①

2016年09月16日

取材・文・写真 松尾祐希(フリーライター)
モデル 富山洋、平林真教(福岡GKスクールコーチ)
取材協力 アディダスフットサルパーク福岡 筑紫野ベレッサ

ストライカーDX9.10月号で紹介した「世界のGKをマネしてみよう!」(82~85ページ)との連動レッスン連載。今回は「ブッフォン」について詳しく分析します。

世界屈指のシュートストッパー
シュートが来るときに適切な構えを取る

―――ブッフォンの特長は何でしょうか?

中山 世界屈指のシュートストッパーですね。なので、タイプとしてはリアクション(受け身)GKです。そこに関してはかなりのレベルだと思います。反射神経もかなり優れています。

―――予測して動くというよりも、反射的に動くタイプということでしょうか?

中山 そうですね。おそらくトレーニングで無意識動作をかなりやっているんだなと思います。

―――無意識動作というと?

中山 起こりえるシュチエーションを想定して練習をしているというよりも、体に覚えこませるようなトレーニングをしているGKだと思います。

―――逆にブッフォンには、前に出ていくイメージがないのですが。

中山 イタリアの守備隊形は最終ラインを上げて、リスクを負っているような守りの感じはないですよね。そういった意味では前に出る必要がない。チームの戦術的なところもあると思います。

―――イタリアのサッカースタイルに合わせる形で、ブッフォンは出てきたということですよね?

中山 そうですね。

―――ブッフォンを目指すために必要なことは?

中山 まずはシュートを止めるこだわりですね。

―――ブッフォンタイプのGKには、それなりの身体能力が必要なのでしょうか?

中山 ブッフォン本人はもちろん身体能力が高いと思いますけど、練習で身につけることはできます。私がコーチを務めている東福岡高校でもそうですが、中学校卒業時から高校卒業時までの間に、3倍のスピードで動けることを目指しています。つまり、練習でGKの動くスピードを上げる。これは日々のトレーニングから可能です。

―――ブッフォンを目指すためのトレーニングで、意識をしないといけないことはなんでしょうか?

中山 シュートストップをするためにちゃんと構えることですね。ポジショニングも大事なのですが、シュートが来るときに適切な構えを取っていることが重要です。

―――それは、全方向に行けるようにということですよね?

中山 そうですね。その上でボールが来た瞬間にシュートを止めないといけないということになります。

しっかりと構えてから、ボールが来た瞬間に反応する
img
img
img
img
img
img
Tochigi Green Cup 2015 Spring 中山英樹
なかやま・ひでき

1981年12月4日生まれ。金武中→東福岡高→中京大中退。東福岡高校時代は全国高校サッカー選手権に出場。2年時には優勝を経験し、3年時はベスト16進出を果たす。中京大を中退後から本格的に指導者の道を歩み、2000年6月に福岡GKスクールを設立。現在ではスクール事業としては福岡県下最大の規模を誇る。過去には、JFAU-18、U-15GK合同キャンプ西日本の日本代表コーチや、J1サガン鳥栖の育成コーチを務めた経験も持つ。現在も母校・東福岡高のGKコーチを務めている
福岡ゴールキーパースクール HOSOCCER JAPAN
(C)Gakken Plus Co.,Ltd.
ページトップへ